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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2013年8月1日を表示

三重県石仏巡り10

三面地蔵笠石仏の左の地蔵菩薩。半跏趺坐(はんかふざ)と呼ばれる座り方。お地蔵さんに比べ錫杖が大きく不釣合いのように見えるが、このことで、お地蔵さんが子供のように見えてしまう。


庚申さん。“森の小人”のような格好で印象に残る石仏だ。


更に、この近くには、四面にお地蔵さんが六体彫られている笠石仏があって、これもまた、非常に珍しいものだった。


こちらが反対側。四面に六体彫られていた。かなり傾いている。この下に置かれていた置き石は、元々、この石仏を置く為のものではなかったようだ。


この後、奈良に向かって帰路についたが、途中、宇陀市榛原区上井足(かみいだに)にある石仏を見に行った。丹波の佐吉作との情報があったので。石仏は庚申さんで、佐吉の作品かもしれない。私のカメラには全体像が収まりきれなかったので石仏の画像はない。立派な祠に納められていて地元では大切にされていた。おしまい。


8月1日(木)21:41 | トラックバック(0) | コメント(5) | 石仏 | 管理

三重県石仏巡り9

同じ津市美杉町八知に、願音寺という今は無住のお寺があって、ここにもこれとよく似た石仏が見られた。石仏はこの右に見える石段を登ったところにある。道路幅は狭く、左の道路幅が広くなったところへクルマを停めさせてもらった。


この急な石段を登る。


画像のやや右に見える大きな石仏がそれで、三面地蔵笠石仏と呼ばれているそうな。その左も地蔵菩薩だろう。更にその左は庚申さんか。手前の潅木は伐採してあり、手入れが行き届いているように見える。画像には少しだけ写っているが、後ろに巨木があって、絵になる構図だった。


三面地蔵笠石仏の正面と右側面を撮影。


こちらは正面と左側面。不思議なことに、笠石には苔が生えているが、石仏には見られない。


8月1日(木)21:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理

三重県石仏巡り8

クルマで津市美杉町八知(やち)へ移動する。N氏によると、地元で産出される大洞石(おおぼらいし)を使ったユニークな石仏があるという。大洞石というのは通称で凝灰岩(ぎょうかいがん)が正式な名前。その中でも、溶結(ようけつ)凝灰岩と呼ばれる柱状節理(ちゅうじょうせつり)を利用した石仏だ。自然の形を利用して、三面や四面に石仏が彫られてある。画像は道路側正面から見たもの。


こちらは、左の側面だ。石仏は二つに割れている。尚、右に見える金属製のものは、“笠石”の代わりに地元の方が寄進されたようだ。


こちらが右の側面。西日を浴びたので、茶色っぽく写っている。もう少し石仏を大きく撮影したかったのだが、右側にナンテンの木が植えてあって、邪魔で撮影出来なかった。


こちらが全体を撮影したもの。笠石の代わりとなる金属製の笠が設置されていた。


この石仏を見る前に、N氏が丁度通りかかった地元の人に、この石仏は地元では何と呼ばれているかと尋ねたが、特に名前はないとのことだった。通常、このような石仏は三面石仏と呼ばれているようだ。


8月1日(木)20:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理


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