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2016年10月28日を表示

古堤街道

2016年10月27日(木)は、Y氏と古堤街道(ふるつつみかいどう)を歩いた。
宝山寺からの下山は正面参道。

古堤街道は阪奈道路の前身で、大阪市と生駒市を生駒山北側の山越えで結んでいる。
一部は現在の阪奈道路と重複している。
経由地名から「中垣内越」「龍間越」とも呼ばれる。

明治三十六年大阪府誌によると、「大阪市より大和の北部に通ずる捷路にして、大阪市北區相生町國道第二號路線より起 こり、東成郡鯰江村、榎本村、北新開荘村及び北河内郡今津村、古宮村、南郷村、住道村等を経て同郡四條村大字中垣内山間に於いて左右 に分かれ、右は短距離にして奈良縣生駒郡井駒村に通じ左は少しく東北に觸れ田原村大字上田原國界より生駒郡北條村に通ずるものとす。」となっている。

この日はJR学研都市線、住道(すみのどう)駅からスタートした。
前述の大阪府誌の通り、この街道は山越えの途中、龍間(たつま)で、田原方面と生駒方面の二手に分かれている。
分岐地点は現在の阪奈道路の上りと下りの車線が分離するあたりとみられる。

私達が歩こうとした生駒方面への街道はゴルフ場が建設され街道は一部消滅している。
ゴルフ場を避けて通る為、もう一方の田原方面への街道を歩き、生駒縦走路(おおさか環状自然歩道)に出て、生駒山麓公園に入った。
また、この生駒方面の道を、宝山寺の参道として、「荒地道」「八丁門峠越え参道」とも呼ばれている。

生駒山麓公園からは現在生駒市がハイキング道として設定している山麓公園コースBと、途中の分岐からコースCを歩いて宝山寺へ向かった。
生駒ケーブル宝山寺駅南の駐在所前を経て、正面参道と呼ばれる古道を歩き、近鉄生駒線菜畑駅にゴールした。
正面参道は現在の近鉄奈良線(近鉄の直系母体である大阪電気軌道の創業路線)が、大正三年に開業するまで、奈良県側から宝山寺への主要参詣道だった。

今回のウォーキングの参考にした資料
大東市文化財マップ

コース
JR学研都市線住道駅_住道本通商店街_古堤街道(道標)_恩智川御供田(ごくでん)地区雨水貯留施設_大東市保護樹木ムクノキ_恩智川に架かる御供田中橋を渡る_泉公園_銭屋川に架かる銭屋橋を渡る_平野屋新田会所跡_座摩(ざま)太神宮_地蔵尊_R170を横断_中垣内変電所前(中垣内遺跡)_中垣内共同墓地・地蔵群_東高野街道を横断_龍間山 不動尊 たつま コレヨリ東(道標)_(西面)右 大峯山上道(北面)すく 大峯山上(南面)すく 京 乃ざき やわた 柳谷道(東面)嘉永二酉年三月建之 (道標)_中垣内公民館前_中垣内第1児童遊園_覚順寺前_善宗寺前_五丁_庚申塔_鳳字寺前_役行者像_須波麻(すはま)神社・昼食_おかげ灯篭兼道標 (西面)太神宮 東 なら 木津(南面)北 京 御影踊連中建之(東面) 西 大坂 文政十三年寅十二月吉日(北面) 南 高野山 世話人 何某_善宗寺前_すく いこま / 左 新道(道標)_生駒寶山寺(道標)_阪奈道路を横断_はや山荘_阪奈道路出合い_右 たハら たかやま きづ いが いせ道 / 左 経寺山 龍光寺道(道標)_龍間山不動明王_役行者像_龍間公会堂前_阪奈道路に架かる横断歩道橋を渡る_ドッグランフィールド前_一石二段六地蔵板碑_龍間東谷垣内同行集会所前_<龍間神社_おかげ灯篭_大東市保護樹木クロガネモチ・カヤ>_大阪府警察総合訓練センター前_北生駒産廃事業共同組合前_生駒縦走路(おおさか環状自然歩道)出合い_石仏_生駒縦走路分岐_信貴生駒スカイラインのトンネルを潜る_モトクロス練習場_<生駒山麓公園_動々池_白樺の森>_<山麓公園コースB_生駒市清掃センター入口>_<山麓公園コースC_宝山寺川に架かる般若の滝橋を渡る_生駒交通タクシー宝山寺(営)前_駐在所前_正面参道出合い(摩波楽茶屋前)>_六丁(丁石)_(南面)右 志ぎ山たつた道_(西面)すく ならこふり山(道標)_常夜燈_女人堂址(石碑)_奈良宝山寺旧参道 生駒郷土研究会建之(石柱)_五丁(丁石)_四丁(丁石)_三丁(丁石)_一丁(丁石)_奈良宝山寺旧参道 生駒郷土研究会建之(石柱)_敷石道の由来(説明板)_石燈篭_旧家前_近鉄生駒線菜畑駅

画像はこの日歩いたGPSログを表示している。JR学研都市線住道駅から近鉄生駒線菜畑駅まで。



10月28日(金)20:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 山歩き | 管理


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