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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2016年3月28日を表示

京の古道⑥竹田街道_大和街道41

敷地の外へ出て正面から撮影。
蓮華を持つ十一面観世音菩薩。



等身大の道標。
「右 うぢミち」。



もう一方の道標。「すく 具起゛ぬき地蔵道」。具起゛は変体仮名。具起゛=くぎ。
それにしても、“くぎぬき地蔵”とは一体どういう地蔵様なのか、ネット検索したら、これが“苦抜地蔵”だった―笑。
“苦しみを抜く”が長い年月や人伝いによって、いつの間にか“くぎぬき”となったのだろう。

華台寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報



広野公民館を後にし、近鉄京都線大久保駅へ向かう。JR奈良線新田駅と大久保駅は比較的近い位置にある。


大久保駅より近鉄電車に乗って帰宅した。おしまい。


3月28日(月)20:24 | トラックバック(0) | コメント(2) | ウォーキング・散策 | 管理

京の古道⑥竹田街道_大和街道40

広野公民館。門は開いていた。
建物の右奥に道標らしきものが見えたので、直接、そちらへ向かう。



古い道標は敷地内に、フェンスの外(右の道)からでも見えるようにして保管されていた。
しかも、フェンスはこの道標がある部分のみ透明の板になっている。
これは外から眺めたりカメラで撮影する人のことを考慮したのだろう。
「左 京 道」。



こちらは東方向から見た位置で、「左 なら道」。
そして、右にも道標らしきものが見えた。



「寛政四壬子 / 志方家内安全 / 施主何某」。
“ 志方”という漢字だが“四方”は忌み数で縁起が悪いのかもしれない。
尚、道標の正面は肉眼では見えたが、カメラでは撮影出来なかった。
この後、敷地の外へ出て正面から撮影した。



    宇治屋の辻の道標 

 京道と宇治道が分岐する宇治屋の辻は、東北角と西北角に近年まで二本の道標が建っていた。東北角の等身大の道標は、蓮華を持つ十一面観世音菩薩が浮彫りにされており、「 左 なら道(東面) 右 うぢミち(南面) 左 京道(西面) 」と刻まれている。碑は、中書島の人によって建立されている。
 一方、西北角の道標は、南面に「すく くぎぬき地蔵道」と刻まれている。すくとは真っ直ぐに行くという意味で、くぎぬき地蔵とは、久御山町大字中島にある華台寺の釘抜地蔵尊のことである。建立は、江戸時代の寛政四年(一七九二)に伏見の人によって久御山町に建てられたが、何かの事情でこちらに移された。
 宇治屋の辻は、昔も今も多くの人々が行き交い、特に近年の自動車の交通量が特に多くなり、その為に交通事故によって道標が被害を被る事が多くなり、文化財を保存する立場からこの位置に移転し、保存することになった。 

   平成十年三月     宇治市教育委員会



3月28日(月)20:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

京の古道⑥竹田街道_大和街道39

「宇治屋の辻」の新しい道標を後にして、昔の道標を見る為に、広野公民館へ向かう。
この民家は最近、リニューアルされた。このような町屋を京都ではよく見かける。



JR奈良線新田駅前へ到着。
しかし、ここから目当ての広野公民館(線路の東側)に行くことは出来ない。



一旦、車道に引き返し南へ歩くと、左側(東)に皇大神宮社の社標と参道が現れる。
この日は立ち入らずそのまま通過。



JR奈良線の高架下に新しい道路を建設中。
トンネルが三つ見えるが、左が河川、中が歩道、そして今歩いているところが車道になっている。
左の樹木は皇大神宮社の鎮守の森。



高架下のトンネルを潜って、“く”の字のように引き返す感じで広野公民館へ向かう。
案内板があった。



3月28日(月)20:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理


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