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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2018年12月3日を表示

長岡天満宮_西代里山公園_京青の森_柳谷観音

2018年11月25日(日)は、山を登る会の第1,019回例会に単独で参加した。
山域は京都西山。

<概要>
スタートは阪急京都線長岡天神駅。ゴールは同線西山天王山駅。
集合場所の長岡天神駅へはJR東海道本線長岡京駅から徒歩で向かった。

長岡天神駅をスタートして西に向かって歩き、まずは長岡天満宮へ。
モミジの紅葉もチラホラ見られる中、境内から長岡公園を通り抜ける。

柳谷道(府道79号線)に出合い、これを道なりに南西へ歩く。
太鼓山通りとの出合いで、「柳谷観音常夜燈」を見て引き続き柳谷道を西に向かって歩く。

阪急バス海印寺バス停前を通過し、火ノ尾(ひのお)交差点で大山崎方面(府道204号線)の分岐を左に見送って尚も直進。
このあたり、新しい住宅が次々に建設されているが、旧家の前には昔ながらの愛宕灯篭が数基残っていた。

やがて、左手に巨大な京都縦貫自動車道が見えてくる。
小泉川に架かる柳谷橋を渡り、京都縦貫自動車道を左に見ながら平行して歩くと、「照闇の碑」が現れるが、説明板がない。
長岡京市のサイトによると、「眼の観音様として昔から庶民の信仰を集めた柳谷観音(楊谷寺)への道標だったのかもしれない。」

片山田の交差点で、地蔵石仏と十八丁と彫られた丁石を見て、奥海印寺通りを横断。
前方に山を切り開いて造られた新しい公園、「西代(にしんだい)里山公園」が現れる。
まだ出来立てホヤホヤ。
木の匂いがする建物でトイレ休憩。

西代里山公園を後にして北へ向かい、小泉川に沿って西へ歩く。
この道は記憶にある従来から歩いている柳谷観音への道。

京都縦貫自動車道の高架下を潜る。
舗装道路が地道に変わる頃、立石橋に到着。
西山キャンプ場(閉鎖中)分岐を右に見送り、柳谷観音(西山古道)・ポンポン山方面へ左折。

山林関係者以外の車両通行禁止の鎖を跨ぐとすぐに分岐となり、左に鉄橋が現れる。
鉄橋を渡ると西山古道を経由して柳谷観音。
この日は鉄橋を渡らず、大沢・ポンポン山・善峰寺方面へ直進。
“大沢”とは、三島郡島本町大沢を指している。

やがて林道終点となり、以後はひと一人がやっと通れる程度の山道を、谷に沿ってトラバースする。
滑落注意。

暫く急坂が続き、落葉を踏みしめながら登る。
林道が現れ、以後、林道と平行する形で、京青(きょうせい)の森・十字路へ向かう。
急坂が九十九折に続き、ようやく下りとなるが、最後に丸太の階段を登って京青の森・十字路に到着。
ここから釈迦ヶ岳、ポンポン山を目指す健脚の人が、先頭グループの中に一人いた。

当初、この日のコースは十字路からポンポン山を歩く設定となっていたが、下見で倒木が酷かった為、カットされた。
なので、この日は約12kmと、通常の山行と較べると短めになっている。(通常は概ね16km)

十字路から西山古道を歩いて、昼食場所の柳谷観音へ向かう。
再び、林道が時々現れる。
平行して歩いたり、横断したりする。
分岐には西山古道を示す私製の道標が置かれていた。

右側にベニーカントリー倶楽部が現れ、暫くフェンスに沿って歩く。
このあたり、長岡京市と島本町の市町村境となっている。
ベニーC.C.の上空を北東から南西にかけて通る送電線の下を通る。(山地図に表示)
送電線の付近は潅木が伐採されているので、京都市内の眺望が得られた。

下り道が続き、倒木に注意しながら歩く。
倒木は比較的整備されているので、倒木を跨いだり、潜ったりすることはなく、スムーズに歩けた。

獣避けの金網が登山道脇に続くようになると柳谷観音は近い。
金網の扉が二箇所現れ、これを開閉すると、柳谷観音の駐車場に到着。
ここで昼食となる。
尚、柳谷観音の境内は通常は無料だが、紅葉が見頃の時期は有料となっており希望者のみ入山。

正面参道に回り、今は営業休止となっている「御食事処旭屋」を左に見て歩き、府道734号線(柳谷道)に出てこれを南へ歩く。
分岐で734号線から離れ、左折して急坂を下る。
府道79号線の高架下を潜ると、道幅が狭くなり林道となる。

暫く林道歩きが続く。
やがて右手に「ロータリーの森」が現れる。
南方向の眺望が得られるが、生憎霞んでおり遠望は利かず。
“ロータリーの森”という名前は、京都乙訓ロータリークラブが、西山森林整備事業に参加したことから名付けられたようだ。

眼下に乗願寺、続いて御谷神社の社殿を見遣ると、すぐに車道に出合いこれを左折。
暫く車道を歩き分岐となる。
コースは車道を直進だが、参加者の一人、M氏が提案したオプションコース、天王山方面へ向かった人が何人かいた。
また、Nリーダーは天王山への途中、小倉神社へ下山するコースもあると話していた。
この場合だと、下山の最寄り駅は、本コースと同じ阪急西山天王山駅となる。
私は参加することも考えたが、どちらも既に歩いているコースで、新鮮味に欠けるので参加を見合わせた。

分岐で右に「弥勒谷十三仏」が現れるが、そのまま通過。
脇に道標が立っていた。
(左 浄土谷大佛道 是ヨリ四丁 大阪御花講 / 右 柳谷参拝道×)

「弥勒谷十三仏」を過ぎると、付近の風景は一変する。
周辺はよく整備された竹林で、「西山の筍」の産地となっている。

道路脇に「土御門天皇御陵道 30m先を右折」の案内板を見ながら歩き右折。
暫く竹の落ち葉が積もった山道を下る。
獣避けの金網が現れ、これを開閉すると里に出る。

分岐に大阪皇陵巡拝會が立てた「土御門天皇御陵 左、一町」の道標を見る。
希望者は御陵に立ち寄って、という案内があり、本体は御陵道を歩いて西山天王山駅に向かって歩く。





高台通りを横断して引き続き御陵道を歩くと、巨大な京都縦貫自動車道が現れる。
朝はこの北側を東から西に向かって歩いていた。
今は自動車道の南側を、小泉川に沿って西から東に向かって歩く。

小泉川の左岸に続く道「下海印寺尾流緑道」(しもかいいんじおりゅうりょくどう)は、クルマが通行しないので歩きやすい。
また自転車専用ラインが設置されていた。

暫く歩くと長岡市教育委員会が設置した「西山田遺跡」
の説明板が立っている。
長岡市コミュニティバス 泉が丘口のバス停前を通過し尚も小泉川に沿って歩く。
阪急京都線の踏み切りの手前で左折。
12時45分、阪急京都線西山天王山駅にゴール。
天下茶屋行の電車に乗って日本橋駅で近鉄奈良線に乗り換え帰宅した。

<コース概略>
8:56阪急京都線長岡天神駅9:15_長岡天満宮_西代(にしんだい)里山公園_立石橋_京青(きょうせい)の森・十字路_11:18柳谷観音・昼食11:40_浄土谷_天王山分岐_土御門(つちみかど)天皇金原陵分岐_12:45阪急京都線西山天王山駅

<その他>
・参加者82名。
・リーダーN氏
・コース歩行距離約12km。
・実歩行距離約18km。(自宅~最寄り駅往復約2.7km JR長岡京駅~阪急長岡天神駅約1km等を含む)
・歩数2万5千歩。

画像は阪急京都線長岡天神駅から同線西山天王山駅までのGPSログを表示。

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モミジの紅葉。

ベニーカントリー倶楽部(ゴルフ場)に植栽されたモミジ。



京都市内の眺望。

ベニーカントリー倶楽部の上空を、北東から南西にかけて通る送電線下にて。



橋を渡る。

西山古道、柳谷観音手前にて。



西山古道の案内図。

この日は立石橋から浄土橋経由で柳谷観音に向かわず。
一点鎖線で表示されている山道を歩いて京青の森(十字路)へ。
そこから西山古道(赤線)を歩き、ベニーカントリー倶楽部を右に見て柳谷観音へ行った。

西山古道の説明板。

京都西山三山と西山古道 ~祈りと信仰のみち~
西山古道とは、善峰寺、光明寺、柳谷観音を結ぶ道。
昔は信仰の道として善男・善女に利用されていましたが、戦後、交通機関等の発達によって忘れられてきておりました。
近年、環境破壊、里山再生、健康志向の山歩き・ハイキング人口の増加によって復興の機運が高まり、NPO法人京おとくに・街おこしネットワークの尽力にて今回整備・復興する運びとなりました。
都市部の近隣にある豊な自然を再確認し後世に伝え、また京都西山の歴史や魅力を発見していただく一助となれば幸いです。
京都西山三山 善峰寺・光明寺・柳谷観音

おしまい。



12月3日(月)17:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 山歩き | 管理


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