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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2019年1月25日を表示

多武峰から高家を経て生田

2019年1月17日(木)は、龍門山地の多武峰(とうのみね)から高家(たいえ)を経て生田(おいだ)へと歩いた。
スタートは奈良交通不動滝バス停。ゴールは桜井駅。

<概要>
多武峰(談山神社)と高家を結ぶ古道は過去に何回か探索したことがある。
今回はF氏、Y氏、H氏、Sさんと私の五人で歩いた。

談山神社周辺での最近のウォークは、2016年1月26日に近鉄の「酒蔵みてある記 西内酒造 談山」にSさんと一緒に参加している。
2016年1月を表示

この日歩いたテーマは生田から高家を経て談山神社に至る古道を歩くこと。
しかし、生田から歩き出すと登り道となるので、逆に談山神社から下ることにした。

高家から生田までは舗装された道がある。
問題は談山神社から高家へのルートだが、二ヶ所、歩けそうな道があった。

一つ(Aルート)は北山の手力雄(たぢからお)神社の西から高家へと続く道で、国土地理院地図に記載されている。
もう一つ(Bルート)は万葉展望台方面に向ってすぐ、分岐から高家へ下る道。
分岐には明日香村が立てた道標がある。
またこの分岐には上の役行者像や道標を兼ねた石仏が置かれている。

この日はAルートを踏破したが、最短距離で談山神社から高家に行く道はBルートだったと思われる。
Bルートの北山側取り付きに「上の役行者像」があって、この道を米川の源流に沿って下ると、「下の役行者像」があって整合性があるように思える。

今回歩いたAルートは北山に住んでいる人が、高家を経て明日香方面へ降りる生活道だったのかもしれない。
ところが、林道(西口北山線)が開通してから、この道を歩く人はほとんどいないと思われる。
桜井市の人口統計(平成30年)によると、大字北山の世帯数は3世帯、住民は6人となっている。

また、今回初めて御破裂山から念誦崛(ねずき)へ下る道を歩いたが、踏み跡が薄く面白かった。
途中、道迷いがあったものの、GPSがあると確実に正しい位置に戻ることが出来る。
そしてあまりバッテリーを消耗しない。
これはスマホに使われているバッテリーの性能が向上しているのだろう。

<コース>
9:30桜井駅9:45_<奈良交通バス>_不動滝バス停10:18_不動滝・道標(右 たふのミ祢 / 文化二乙丑歳四月日 石工 ××)・破(われ)不動尊(不動明王磨崖仏)・案内板(破不動)_地蔵菩薩磨崖仏_多武峰バス停前_トイレ_覆屋(石仏群)・石仏群_屋形橋_東大門_摩尼輪塔(まにりんとう)_後醍醐天皇御寄進石燈籠_多武峰村道路元標_神幸橋_道標(左 者つせ 右 をかてら よしの 道 / 左 本社)_道標(右 よし能 道 / 享保十六辛亥天七月吉日×)_増賀堂跡・道標(右 本社 はつせ 左 おかでら よしの 道 / 左 てらみち)_増賀堂跡横の地道を西へ歩く_三叉路で舗装道路に出合い右折(北)_念誦崛分岐を左に見送り直進_607.40m 四等三角点 点名:破裂山_談山神社450m 談山200m分岐を右に見送り直進_11:30御破裂山618m(ごはれつざん)・展望所・昼食12:00_分岐を念誦崛方面へ右折_北山方面分岐を右に見送り念誦崛方面へ直進_分岐で右へ行くも道に迷い再び分岐へ戻って直進_最北の墓地_念誦崛(ねずき 増賀上人廟)_石碑(大西良慶和上生誕之地)_林道出合い・案内板(→多武峰中興の祖 増賀上人墓 念誦崛(ねずき)・案内板(↑京都音羽山清水寺中興開山 故大西良慶和上 生誕の地 記念碑)_林道を北山方面へ歩く_北山方面地道分岐を右に見送り林道を直進_万葉展望台分岐(万葉展望台1.0km→)へ左折・道標(飛鳥坐神社3.4km)へ左折_高家分岐・上の役行者像・石仏・道標を兼ねた地蔵菩薩像(左 おか観音道 / 為 夏月浄心 / 右 あべもん志ゆ道 / 享保九× 上ハ たふのみ× 高家× 二月十五日建之×)_来た道を万葉展望台分岐(道標1.0km→)まで戻り北山へ_高家分岐(林道から左折し地道を下る)_道標を兼ねた地蔵菩薩像(左 × / 右 ×の×)・石仏群_右分岐を見送り直進_ここまでの尾根道から変わって沢道に沿って歩く_上高家(かみたいえ)最高地の人家(Kd宅)の畑に出る_詣り墓・墓石・石造物群_Kk宅前・万葉歌碑(ぬば玉の 夜霧ぞ立てる 衣手の 高屋の上に たなびくまでに)_米川堰堤上部を探索_水道施設(一乗寺跡)_春日神社・石造物群_南西方向への踏み跡を辿るも藪深く撤退(通行不可)_下の役行者像・常夜燈(奉供談山大明神)・祠_米川に架かる橋を渡って右岸へ・道標(左 をとわ 右 たふのみね 道 / 當口源八 忠八郎 甚八)・祠(石仏)_北方向へ_車道に降り立ち左折_分岐を右折 米川を左に見て歩く_下高家・勧請縄_石造物群(庚申・天照皇大神×・金毘羅×・御神燈・愛宕山常夜燈・明和九×・笠石を二本の支柱で支えた仏龕風石造物に安置された石仏)_田舎茶屋千恵前_神田育種農場中央研究農場_八幡神社・大青面金剛ほか石造物群_生田公民館前・楽恩寺前_道標を兼ねた弘法大師像(すぐたふのむね 左 はせ いせ / 右 於か×)・地蔵堂・石仏群_祠(地蔵菩薩)_安倍文殊院・伊勢神宮への大道標(右 者せ いせ 左 たへま 大坂 道 / 右 あべ山 をか寺 みち / 左 あべ をか寺 よしの かうや山 / 寛政十年午戌年 造立願主桜井 吉林修理謹言下邑石工与助)_祠(石仏群)_仁王堂八幡神社_16:22桜井駅

画像は奈良交通不動滝バス停から桜井駅まで歩いたGPSログを表示。

つづく。



1月25日(金)18:08 | トラックバック(0) | コメント(9) | 山歩き | 管理


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