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2019年7月1日を表示

(完)大和川を水源地まで遡行3(安堂_王寺)

県道195号王寺三郷斑鳩線を道なりに北東へ歩く。
大和川に注ぐ関屋川の暗渠を過ぎた右手に小さな森がある。
「磐瀬の杜」で万葉歌碑を見て小休止。

鏡女王 / 神奈備乃 岩瀬乃 杜乃呼ぶ子鳥 痛くな鳴きそ 吾が恋まさる

現地に設置された解説板によると、

歌番号:巻八-一四一九
作者:鏡王女

現代語訳:神奈備の岩瀬(磐瀬)の森の呼子鳥よ、そんなにひどく鳴いてくれるな。
私の恋心が増すばかりだから。

歌の背景:「呼子鳥」はかっこうかといわれています。
「磐瀬の杜」は三郷町の龍田大社南方の磐瀬の杜とする説のほか、斑鳩町神南の三室山の東、車瀬の森かとする説もあります。
鏡王女は舒明天皇(じょめいてんのう)の孫であろうと推定されている人物で、天智天皇に愛された女性です。
後に藤原鎌足の嫡室(ちゃくしつ)となり、鎌足が重い病気になったときに、興福寺の前身である山階寺(やましなでら)を造営したと伝えられます。
万葉集には天智天皇と交わした相聞の贈答歌など四首の歌を残しています。

三郷町のコメントによると、

JR三郷駅から南西へ3分ほど歩いたところに「磐瀬の杜」の碑と鏡王女の「万葉の歌碑」がある。
磐瀬の杜は関屋川の下流、大和川に合流する地点にあったが、立野農住地区整理事業の一環として建設省の河川改修工事が行われ、龍田本宮が、磐瀬の杜を現在の地に移転奉斎(ほうさい)した。
その記念として、昭和58年4月に歌碑を建立したものである。



画像中央、大和川に架かる鉄橋を走るJR大和路線の快速。
右は大和川に注ぐ葛下川。
右後方は生駒山。
大和川に架かる神前橋を渡った付近から北方向を撮影。



反省会2:は、ビアカウンターちょこっと 王寺駅前店
王寺町久度3-5-1 駒谷ビル1F 近鉄生駒線王寺駅及びJR王寺西出口より北へ55歩



店内の様子。
“ビアカウンター”というだけあって、店内は広くないが、不思議に落ち着く。
私は貧乏性?
オーナーは女性。



色々と趣向を凝らした料理やお酒が出てくる。
火花が消えてから、ソーセージをハサミで切って食べる。

おしまい。



7月1日(月)18:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理


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