山歩きの記録+etc
 
近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2015年7月を表示

大木の里から犬鳴山の道11

井川越しに慈眼院(じげんいん)の国宝・多宝塔を眺める。三間二層、全高10メートル余。我が国最小の塔と知られ、日本三名塔と称されている。


撮影場所を変え改めて多宝塔を眺める。
※「いずみさのなんでも百科」によると、石山寺、高野山金剛三昧院と並ぶ日本三名塔の一つ。1271(文永8)年に再建されたものといわれ、現存の多宝塔の中でも小形ながら優美な作として有名。国宝建築物に指定されている。 高さ10.5メートル、下層の方形と上層の円形の対比がすぐれ、屋根は桧皮葺(ひわだぶき)で相輪(そうりん)がたっている。



大阪府天然記念物に指定されている「弘法慈眼院の姥桜」(こうぼうじげんいんのうばざくら)。(昭和36年3月指定)
※「いずみさのなんでも百科」によると、慈眼院の本堂横、日根神社の参道にある早咲きの桜の老樹。弘法大師が立てた杖が成長して桜になったという伝説がある。江戸時代には、泉南の名所として多くの花見客で賑わったといわれており、『和泉名所図会』にも紹介されている。主木はすでに枯れ、その根元から「ひこばえ」が三本生えて成長しており、美しい花を咲かせている。府の天然記念物に指定されている。



慈眼院の入口方向へ回ってみる。


慈眼院は拝観料が必要で、時間もあまりなく、この日は拝観せず。
※「いずみさのなんでも百科」によると、日根野東上にあり、日根神社の幾つかあった神宮寺の一つ。673(白鳳2)年の開創と伝えられる古刹。真言宗仁和寺の末寺。後聖武天皇の時、勅願寺となり、817(弘仁8)年弘法大師が来住して多宝塔・金堂などの諸堂を建立したといわれています。 古くは中之坊と呼ばれていましたが、1665年(寛文5年)に慈眼院の院号を得るなどして有力な神宮寺になっていきました。 天正年間、織田信長の根来寺攻めの時に兵火にみまわれたと伝えられ、わずかに多宝塔と金堂のみが残されました。その後豊臣秀頼により修復され、江戸時代には岸和田藩主岡部侯の祈願所ともなりました。国宝の多宝塔や重要文化財の金堂をはじめとする多くの文化財が残され、弘法慈眼院の姥桜などの伝説も伝えられています。



7月23日(木)20:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道10

奉納された泉州の地酒「荘の郷」。酒蔵は泉佐野市の北庄司酒造。


日根神社本殿。
※先の「いずみさのなんでも百科」によると、現在の本殿は天正年間兵火に焼失したものを豊臣秀頼が再建したものと伝えている。



狛犬阿形。


そして吽形。どちらも口が裂けたように大きいのが特徴。


境内に井川(ゆかわ)が流れる。
※先の「いずみさのなんでも百科」によると、昨日(7月18日)この井川(ゆかわ)に祭壇を設けて祓いの神事を行った。この日に井川の水に手をつけると、できものが治るといわれている。



7月23日(木)20:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道9

やがて日根神社の鳥居を潜る。


長い参道を歩くと二つ目の鳥居が現れる。


日根神社の説明板。
※「いずみさのなんでも百科」によると、日根野東上にあり、10世紀前半の延喜式神名帳に記載される古社で、平安時代末期から江戸時代までは大井関大明神、日根大明神と呼ばれていました。地元では「おおせきさん」と呼ばれています。社伝によれば、創建は673(白鳳2)年。720(養老4)年には和泉五社の一社となっています。祭神は鵜芽草葺不尊(うがやふきあえずのみこと)と玉依姫命(たまりひめのみこと)の二柱と伝えられていますが、一説には新羅の億斯富使主(おみふのおみ)であるともいわれています。大井関大明神とも呼ばれたように、田畑を潤す樫井川や水路を加護する神として親しまれてきました。創建以来幾度かの火災などにみまわれ、天正年間(1580年代)の織田信長の雑賀攻の際にも焼かれています。1602(慶長7)年に豊臣秀頼により現在の社殿が建立され、その後岸和田藩主岡部侯の庇護(ひご)を受けることとなりました。本殿は大規模な春日造、桧皮葺、向拝に華麗な唐破風をつけ、いかにも桃山時代らしい様式を伝えており、現在大阪府指定文化財となっています。また、5月5日に行われるこの神社の例祭「まくら祭り」は優美な祭として有名です。



境内では昨日(7月18日)行われたらしい「ゆ祭り」の神事と「五社音頭踊り」が奉納され、その後片付けの最中。
※「いずみさのなんでも百科」によると、日根神社の夏祭り。「ゆ」とはかん漑用水のことです。樫井川水系の水が枯れることなく豊作になるように、7月第3土曜日に日根神社の境内で神事と五社音頭奉納などが行なわれます。かつては旧暦の6月16日でした。神事は日根神社境内のすぐ脇を流れる井川(ゆかわ)に祭壇を設けて祓いの神事をします。この日井川の水に手をつけると、できものが治るといわれています。五社音頭は日根野、上之郷、長滝の3地区から奉納されます。かつては8月1日の泉南市の祗園さんと並ぶ大勢の参拝者を集めた盛大な夏祭りでした。樫井川流域の農地はほとんど樫井川とそこから取水した用水の恩恵を得て豊かな農業を営んできました。この祭りは、樫井川の水源の安全と夏の災厄除けを祈願する祭りと考えられています。



日根神社拝殿。


7月22日(水)21:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道8

天満宮の狛犬吽形。


こちらは阿形。頭髪が目の上まで垂れている。団子鼻もユーモラス。愛嬌があって私的には興味を引かれる狛犬。


「安政 八月」の文字が見える。他の文字はよくわからない。


「久之木 北荘司 善兵衛」だろう。
※歴史民俗用語辞典によると、「荘司とは荘園の管理者。荘園の管理、労働力の統制のために荘園領主より任じられた者。」 



総福寺天満宮を後にする。たまねぎを吊るして保存しておくための「たまねぎ小屋」と呼ばれるもの。泉州ならではの光景。


7月22日(水)21:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道7

「総(惣)福寺 鎮守 天満宮 本殿」。国の重要文化財。天正四年(1576)頃に建立。


こちらは天満宮ではお馴染み「願かけなで牛」。


ここで小休止となる。お堂の中から読経が聞こえていた。


順序良く並べられていた石造物。


石灯籠。「久之木村」、左は「惣氏神」右は「?皇大神宮」と彫られていた。石灯籠の後に吊るしてあるのは地元の名産「泉州たまねぎ」だろう。


7月22日(水)21:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道6

三叉路の分岐に道標かと思った。右半分に何か彫ってあったのかもしれないが不明。


総福寺天満宮へ。上の文字がかすれているが、「重要文化財」だろう。


旧道を歩く。


道標を見て左折。


「天満宮」の扁額が掲げられた鳥居。


7月22日(水)21:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道5

法然上人の銅像。


扁額。


日本原産のヒツジグサだろう。


西上寺を後にする。


集落の中を抜けると、周りの景色は一変し、長閑な農村風景が現れた。


7月21日(火)19:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道4

二基の石燈籠の一つ。「太神宮」。もう一基は「惣氏神」。いずれも「安政二乙卯五月吉日」の銘。


石燈籠の横に地蔵堂があったので立ち寄る。


もしかすると火災に遭われたのかもしれない。


「浄土宗 無量山摂取院 西上寺」。せっかくだから境内にお邪魔する。


説明によると、法然上人の真身舎利が山門の棟上にお祠りしてある。


7月21日(火)19:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道3

民家の庭先で見たハスの花後のハチス。


昔の風情が残る旧道沿いに歩く。


破風(瓦で囲まれた三角の壁面)を重ねた特徴ある屋根。


立派な屋敷が続く。


道標を兼ねた石仏。二基の石灯籠の間に置かれていた。「右 ひ祢のねころ」(日根野・根来)。「左 おふきこか王」(大木・粉河)。画像の後に見える屋根は西上寺の山門。


7月21日(火)19:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道2

大きな交差点(白水池)に出る。正面に見える車止めが設置された旧道を歩く。


泉佐野市のマンホールの蓋。市章を中心に市の木イチョウとギンナンをデザインしている。


旧道沿いに流れる「井川」(ゆかわ)。今から700年ほど前、荒地に水を引き、稲作を行うために作られた用水路。
※「いずみさのなんでも百科」によると、井川は樫井川(かしいかわ)から取水し、慈眼院の境内を通り、十二谷池(じゅんだにいけ)まで続く用水路。水の得にくい日根野原野の開発のために開削されましたが詳しい年代は不明。何段階かにわけて開削され現在のようになったことも考えられる。井川の取り入れ口は海抜55メートル、十二谷池の方は50メートルとその差は5メートルにすぎず、約3キロメートルもの距離をこのわずかな高度差で水路を通した技術は今から見ても見事としかいいようがありません。
「いずみさのなんでも百科」
https://library.city.izumisano.lg.jp/izumisano/nandemo/nandemo_menu.html



縫製工場。泉佐野は「泉州タオル」の主産地であり、タオル工場かもしれない。


現在も操業しているように見えた。


7月21日(火)19:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

大木の里から犬鳴山の道1

2015年7月19日(日)は、「おおばこ」の第211回例会に参加した。題して「大木の里から犬鳴山の道」。当初の予定では阪和線・日根野駅から犬鳴山・七宝滝寺の「行者の滝」まで歩くことになっていたが、お昼前頃から、梅雨明けとみられる猛暑となった為、一部の区間(水呑地蔵~犬鳴山)、路線バスに乗ることになった。
帰路は犬鳴山バス停前で解散となり、そのままバスに乗って帰る人と、大木(おおぎ)の里まで歩く人に分かれた。今回の目当ての一つである大木の里は歩いてみたかったので、後者のグループに加わり、中大木から下大木を歩いて、下大木バス停から日根野駅前までバスに乗った。
反省会は帰路が同じ方向の有志4人で、鶴橋駅前、餃子の王将・鶴橋駅前店にて。

コース・タイム
9:09JR阪和線・日根野駅9:47_10:03石燈籠・地蔵堂_10:05西上寺10:08_10:22総(惣)福寺 鎮守 天満宮10:30_10:36_比賣(ひめ)神社・日根神社・慈眼院10:51_11:21春日神社11:34_11:50旧向井家住宅(昼食)12:39_12:47水呑地蔵_清水地蔵尊_12:50水呑地蔵バス停_<バス>_13:02犬鳴山バス停_13:13犬鳴山_13:35義犬の墓_13:42七宝滝寺(しっぽうりゅうじ)・本堂_13:47行者の滝_14:02燈明ヶ岳分岐_14:55犬鳴山バス停_15:12上大木(交差点)_15:38下大木バス停15:49_<バス>_16:05日根野駅前バス停_16:09日根野駅 ★反省会 餃子の王将・鶴橋駅前店

画像はこの日歩いたGPSログ。(バス乗車区間含む)



JR阪和線・日根野駅前にて。日根野駅で乗り降りしたのはこれが初めて。


駅前に設置されていた犬鳴山周辺ハイキングコース地図。この地図にある七枚の写真の見所は、この後すべて訪れた。


この日歩くコースの概略を聞く。


スタート。まずは駅前から東南方向へと歩く。


7月20日(月)19:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

太子道(筋違道)45

黒田駅で新王寺行きの電車を待つ。左に見える高架道路は京奈和自動車道。


反省会は毎度お馴染み、餃子の王将・王寺店。


反省会ではTさんが、MACHU PICCHU に旅行されたことが話題になり大いに盛り上がる。


その後、近鉄電車に乗って帰宅した。画像は王寺町のマンホールの蓋。中央に「和の鐘」(やわらぎのかね)。左に町の木「ウメ」。右に町の花「サツキ」をデザインしている。おしまい。


7月16日(木)20:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理

太子道(筋違道)44

十三番。「石山寺」。


融観寺前を後にして、再び太子道を歩く。ここにも石仏。


着色されているようだ。


やがて、左手に黒田駅が見えてくる。近鉄・田原本線の踏切を横断。


16時少し前に黒田駅に到着した。


7月16日(木)20:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理

太子道(筋違道)43

二十番。二十番は「西山 善峯寺」。


こちらは八番。「長谷寺」。


九番。「奈良南円堂」と彫ってあるようだ。


十一番。「上のだいごでら」だろうか。


この観音石仏が一番。なので、先の石仏は一番以外ということになる。一番は「那智山 青岸渡寺」。


7月16日(木)20:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理

太子道(筋違道)42

午前中のSさんとK氏が太子腰掛け石に座ってのツーショットに続き、今度はKさんとM氏のツーショット。とてもお似合いのカップル。 三宅町の新しい観光スポット“恋人の聖地”にて。
※恋人の聖地プロジェクト
http://www.seichi.net/gotoseichi/detail.php?l_id=194



融観寺の門前を通過。門前の右手に石仏群が見えた。


道路(太子道)に面して、西国三十三体の観音石仏が祀ってあった。少し立ち寄る。画像は十六体。


二十二番。二十二番は「補陀洛山 総持寺」。


一番だろうか??


7月16日(木)20:14 | トラックバック(0) | コメント(0) | 石仏 | 管理


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