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初瀬山の道3

土蔵に収納され、扉を開けて公開されていた「初瀬まつり柳原区太鼓台」。


「初瀬まつり」と「柳原区」太鼓台

参道の東方正面に見える秀麗な山は、通称与喜山(よきさん)と称されている古代信仰の山です。与喜山の中腹、赤い鳥居に上には学問の神であり、長谷寺と初瀬の町の守護神でもある天神(菅原道真公)が鎮座する、我が国最古の天神社、與喜天満宮があります。

この神社の祭礼「初瀬まつり」は、天暦二年(九四八)に始まったとされ、昔から奈良の御祭に次ぐ大和第二の大祭と称されてきました。祭は毎年十月第三土曜日・日曜日に行われ、本宮(日曜日)は神輿(みこし)と複数の太鼓台による巡行で、町は賑わいます。

この土蔵には、與喜天満神社の氏子の一つである柳原区が担ぐ太鼓台が収納されています。この太鼓台は関西に多い布団太鼓と異なり、一般的には「大和型」と言われ、前後の屋根に入母屋破風(いりもやはふ)と唐破風(からはふ)を組合わせているのが特徴で、内部の墨書等から芝村(現桜井市芝)の大工と彫師小松源蔵により江戸時代後期に製作された事が確認できます。小松源蔵は、小松一門の七代目であり、天保から明治初期に活躍し人形物や花鳥物等多くの名作を残しています。

「柳原区太鼓台」の彫刻もその例にもれず、小松流の絶品として、高い芸術性が窺えます。千鳥破風の上には雲に青龍、唐破風の上には牡丹に唐獅子、また唐破風の下には朱雀を配し、木鼻(きばな)には獅子と獏(ばく)が睨んでいます。四面の虹梁(こうりょう)中段の波と青龍は、繊細ながらも躍動感に溢れています。

     NPO泊瀬門前町再興フォーラム
     初瀬柳原区太鼓台保存会


初瀬まつり 柳原太鼓台 : 奈良・桜井の歴史と社会



正面に見える山が、説明板に記載されていた「通称、与喜山(よきさん)と称されている古代信仰の山」。
この山に登ったことがある。
一般的なハイキングには適さない。



「長谷の地酒 紫源氏 醸造元 山田酒店」の看板が掛かっているが、現在、三輪の今西酒造で醸造されているようだ。

大吟醸 長谷 紫源氏



「長谷路」の看板が掛かっていた。
蕎麦、和菓子、カフェの店。
国の登録有形文化財の建物。

和菓子・お茶処 長谷路



9月17日(土)19:54 | トラックバック(0) | コメント(0) | 山歩き | 管理

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