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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


(続き)ご近所散策(王龍禅寺)

くねった旧道を道なりに歩くと真新しい祠が現れ、中に二体の石仏が安置されていた。
祠はごく最近、新調された。
石仏は二体とも弘法大師だろうか。

すぐに分岐となり、石の道標が立っている。
「← 上 王龍寺」。
分岐は三叉路でアルファベットのYのようになっており、どちらへ行っても左となるが、上の方の道を行くという意味。

学園前西特別養護老人ホームの前を通過。
特養を過ぎると付近の景色は一変する。

一面の芝生とメタセコイアの並木が現れる。
飛鳥CCの敷地の中を歩いているようだが、実際は勿論、ゴルフ場が後に建設された。

ゴルフ場と道路の間に潅木が残されているが、シイや山柿があったりする。



暫くゴルフ場を左右に見ながら進むと、「石佛観音岩屋大黒天 王龍寺」と刻まれた石柱が立っている。

画像は山門前に置かれていた石造物。
動物のような形をしている。
猿のようにも見えるが、正体は不明。



奈良市指定文化財 「王龍寺境内のコジイ林」を歩く。
ここには貴重な自然林が残されており、散策にはとてもよいところ。

石段を登って本堂の手前に「宇宙菴吉村長慶寿像碑」と刻まれた石柱が立っている。
“吉村長慶”は地元奈良では比較的知られている人物。

おびただしい石造物を各地に寄進!奈良出身の実業家・吉村長慶の知られざる業績



お寺の社務所に行って、拝観を希望することを伝えると、息子さんらしき僧侶が現れ、案内して頂いた。
普段、ご本尊を祀っている本堂には鍵が掛かっており、中に入ることは出来ない。



磨崖仏にはローソクの明かりがよく似合う。

説明板によると、
奈良市指定文化財 王龍寺磨崖仏
堂内にある大きな花崗岩の正面に建武三年(一三三六)の刻銘を有する十一面観音立像 その脇に文明元年(一四六九)の刻銘を有する不動明王立像が彫られている。これらの像はこの地区に残る数少ない磨崖仏の一つでなかでも十一面観音立像は南北朝時代の様式をよく伝える貴重なものである。
昭和六十二年一月 奈良市教育委員会

20分程度、本堂の中に居た。
最初、お寺の人と私は本堂の中に一緒に居たが、その後、知り合いの方が来られたようで、本堂の外で待っておられた。

最後にお礼を言って別れたが、「また、いつでもお越し下さい」と言われたのが嬉しかった。
おしまい。



4月18日(水)18:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

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