山歩きの記録+etc
 
近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


住吉公園_住吉大社_紀州街道_加賀屋新田会所跡

2018年11月29日(木)は、ササユリの会に参加した。
タイトルは「紀州街道から加賀屋新田会所へ」。

<概要>
スタートは南海本線住吉大社駅。ゴールは地下鉄四つ橋線住之江公園駅。
画像はこの日歩いたGPSログを表示。

住吉大社駅から西に向い、住吉公園を歩く。
前方にまるで灯台のような巨大な住吉高灯籠を見る。
R26を横断して高灯籠の下へ。
高灯籠の中に史料館があったが閉まっており見学は出来ず。
公開日が限定されていた。

再び住吉公園へ戻り心字池へ。
説明板はなく、この池の名前の謂われは不明。
ネット検索すると、予想していた通り、真上から見ると“心”の漢字に似ているからだそうだ。
住吉公園の見どころ「心字池と川の流れ」
同じ名前の池が全国にあるとのこと。

南海本線の高架下を潜って東へ。
駅の周りには石燈籠が立ち並ぶ。
阪堺電気軌道阪堺線を横断して住吉神社へお参りする。

反橋(太鼓橋)を渡り、第四本宮~第一本宮とお参りし、五所御前(五大力)ヘ向かった。
御神木の夫婦楠に立ち寄り、楠珺社(なんくんしゃ)、石舞台、楽所、住吉武道館前、浅澤社を経て大歳神社へ。
大歳神社では「おもかる石」で占いをする人がいた。

細江川に沿って下流に歩き、阪堺電気軌道細井川駅前の踏み切りを横断すると、右に御祓橋を見て紀州街道に出合う。
これを南へ向かって歩き、安立(あんりゅう)1の交差点でR479(長居公園通)を横断。

右手に「霰(あられ)松原公園」が現れ、ここで小休止。

大阪市のサイト によると、
この付近は江戸時代中期まで、海岸線であった。
そして白砂青松の名勝地で、松風が霰を吹きつけるように響いたのでこの名があるという。
その有様は万葉集にも収録されているが、江戸時代に入って大和川付け替え工事や新田開発により、海岸線が移動し景観が一変してしまった。
碑の前の道は紀州街道で、高麗橋東詰の里程元標を起点に、堺筋を南下、和歌山に至っている。
この付近は街道の面影をよく残しており、新しく街道名の入った道しるべが建てられるなど、歴史の顕彰が行われている。

霰松原公園を過ぎるとアーケードのある安立本通り商店街の中を歩くようになる。
アーケードが終わると、左手に阿弥陀寺が現れる。

阿弥陀寺の正面、紀州街道沿いに覆屋がある。
中には弘法大師像、賓頭盧(びんずる)、石仏が数体、それに石造物などが祀られていた。
その横に紀州街道の説明板が置かれている。

やがて傾斜のある坂道を少し登るが、これは大和川の堤。
大和川の河川敷へ出てカモメなどの水鳥を見ながら昼食。
すると、ご近所の人がやって来て、水鳥にエサを与えている光景が見られた。
カモメはこれを待っていたようだ。
大和川に向かって、左(東)側は、阪堺電気軌道阪堺線のチンチン(路面)電車が、右(西)側は、南海電鉄本線の電車が走っていて、それらを眺めていた。

大和川に架かる大和橋を渡ると堺市堺区となるが、この日は橋を渡らずにUターン。
右岸を下流に向かって暫く歩き、やがて大和川の堤を越え住之江区北島3丁目12付近に出る。



次の目当て、加賀屋新田会所跡まで下町の中を歩く。
加賀屋新田会所跡は見学が自由で、ゆっくりすることが出来た。
庭園が素晴らしく立派で、丁度モミジの紅葉も見頃。

下町の中を歩くと地蔵堂などがあって、延命地蔵尊や薬師如来、不動明王などを見ることが出来た。
府道29号線(新なにわ筋)に出てこれを北に向かって歩く。
住之江公園前の交差点で歩道橋を渡り、住之江通(=長居公園通)を横断。
この日最後の目当てとなる住之江公園へ。

住之江公園は、球技場、野球場、プールなどがあって、散策にはあまり適していないようだ。
大阪護国神社前で行われていた骨董市「日の丸マーケット」をぶらぶらと見る。
毎月末の前日に開催されている。
大阪版ジモティー

地下鉄四つ橋線住之江公園駅から近鉄大阪難波駅経由で帰宅した。

<コース概略>
9:46南海電鉄本線住吉大社駅10:06_住吉公園_住吉高灯籠_住吉大社_大歳神社_<紀州街道>_霰松原神社_11:54大和川河川敷・昼食12:35_加賀屋新田会所跡_大阪護国神社_14:04地下鉄四つ橋線住之江公園駅14:07

<メモ>
・参加者総勢8名。
・コース歩行距離約6km。
・実歩行距離約16km。(自宅~最寄り駅往復約2.7km等を含む)
・歩数2万2千歩。(自宅~自宅)

画像は住吉高灯籠。
大阪市のサイト によると、わが国最初の灯台として、鎌倉時代末の創建というが不詳。
もとは、現地から西約200mのところ(顕彰碑が立っている)にあったが、台風で倒壊したり道路工事で撤去されるなどで当地へ移築された。
当時は海岸近くにあたり、点灯すると十分灯台の役目を果たしたという。



あびこ道(駅名)行路面電車。
大阪天王寺~堺を繋ぐ大阪唯一の路面電車。
阪堺電気軌道阪堺線、住吉鳥居前駅付近にて。



毎月辰の日が「初辰」と呼ばれ、その日に招福猫を集め続けると御利益があるという。
通称、初辰さん(はったつさん)。
ちなみに、右手と左手をあげた招き猫がいて右手は商売発達(繁盛)、左手は家内安全を意味している。
住吉大社の楠珺社まいり、初辰さんの招き猫(招福猫)

住吉神社境内、楠珺社(なんくんしゃ)にて。



モミジの紅葉。
加賀屋新田会所跡、庭園にて。

加賀屋新田会所跡について、大阪市のサイト によると、
この周辺の地域は、延享2年(1745年)、加賀屋甚兵衛によって干拓が開始されました。
この埋立ては、その後数回にわけて北へ北へと拡張されていきます。
これらの民間資力による開拓事業は、幕府の崩壊で終りますが、その間の開拓総面積は、今日の大阪市域のほぼ3分の1にもあたるものです。
なお当地の会所建築は宝暦4年(1754年)のことです。
小堀遠州流の築山林泉回遊式庭園や数寄屋風の建物が一部現存し、大正時代に「愉園」と名づけられ大阪名園の一つになっています。
平成13年12月11日には、大阪市有形文化財・史跡に指定されています。

おしまい。



12月5日(水)17:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

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