山歩きの記録+etc
 
近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


庄兵ヱ道を歩く1

2013年5月6日(月)は、いつもお世話になっている生駒市在住のT氏の計らいで、彼が過去に探索した生駒山に残る古道“庄兵ヱ道”を案内していただいた。参加したのは私と奈良市在住のM氏で3人で歩くことに。H氏は時節柄、仕事が忙しく参加を見送られた。“庄兵ヱ道”は、平群町鳴川の千光寺を起点(終点)に、生駒市藤尾町、鬼取町、小倉寺町、菜畑町を経て門前町の宝山寺に至る古道である。実際に歩いてみた感想としては、信仰上の参詣道、あるいは生活道としての色合いが濃いと思った。例えば、江戸時代の女性が、杖を持って旅をするのに歩かれたような道ではないと思う。基本的にはトラバース道で、支尾根に向かって直登するようなところもあり、このようなところでは、女性の旅姿は想像できない。講社が立てたという道標が残っており、修験者が霊山への登山を勧めて、それにならって各地の神社・寺院へ参拝するために、講社によって作られた巡礼道、参詣道だと推察する。また、“庄兵ヱ”と呼ばれる個人名が付いた所以も、宝山寺と深い関係があると聞く。私にとって10連休の最後日となったこの日は、思い出深い生駒山での一日となった。

【コースタイム】
9:21近鉄生駒線元山上口駅-9:37生駒山口神社-9:48石仏-10:08清滝石仏群-10:14ゆるぎ地蔵-10:19千光寺行場分岐-10:22千光寺10:34-10:38庄兵ヱ道取付き-10:56生駒市と平群町の境(推定)-11:22道標-11:28藤尾池-11:35展望地-11:52生駒市中央公民館南別館前(昼食)12:35-藤尾町石造阿弥陀如来立像-12:43暗峠分岐-12:47ラッキーガーデン前-カンジョウの森(小倉寺町)-13:07教弘寺(きょうこうじ)13:23-13:28ヤスンバ(推定)-13:40民家の前-13:59円応教前-14:05宝山寺14:30-14:37旧正面参道-14:41旧菜畑参道分岐-14:45旧正面参道分岐-14:57新参道分岐-15:04近鉄生駒駅-15:06味楽座生駒店(反省会)

いつもの菖蒲池駅に続く歩道を歩く。ツツジはピークを過ぎていた。



近鉄生駒線元山上口駅に降り立ったのは9時21分で、定刻より2分遅れ、菖蒲池駅から34分かかった。元山上駅は無人駅で、まずはここから千光寺へと歩く。


千光寺にはクルマで何度か行ったことはあるが、駅から歩くのはこれが初めて。駅前から道標が完備されており、ハイキングコースとなっている。初めて歩く道なので、あたりをキョロキョロしながら注意深く歩く。なので、先行する二人からは遅れがちとなる。まずは近鉄線の踏み切りを横断するが、その前に大きな石標を見る。


車道の脇を歩くが、クルマの通行は少ない。緑ヶ丘ショッピングセンターの前に出たが、まだ開店していないようだ。櫟原川(いちはらがわ)の左岸に沿って歩く。暫くすると山口神社に到着。画像はハイカー。今回は参拝をパスし先を急ぐ。山口神社の前、櫟原川に架かる橋を渡ったところに首なし地蔵があった。


緩やかな登り道となり、右手に開発された住宅地が広がる。山の斜面に沿って歩いており、左側は山、右側には田畑が広がっていた。


5月8日(水)23:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 山歩き | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)