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朝護孫子寺_三室山_三室古墳_龍田大社30

龍田古道推定ルート。


龍田古道は奈良時代に平城京と難波宮を繋いでいた官道で、天皇の行幸や遣唐使・遣隋使の往還にも利用された道です。
法隆寺や平隆寺、龍田大社、竹原井頓宮や河内六寺、河内大橋などが道中に置かれていました。
特に大和と河内の境にあたる山間部は龍田山と呼ばれ、多くの万葉歌にも桜の名所として詠まれたほか、平安時代には現在の大和川は龍田川と呼ばれ、紅葉の名所として親しまれていました。
現在地の展望台を通る道は龍田古道の山間部を抜ける分岐ルートの一つで、龍田大社の管理地である三室山を抜ける通称「神降りの風道」と呼ばれる道です。
磐座や御座峯などの龍田大社の祭祀に関連する神域を抜ける道となっており、柏原市の雁多尾畑・青谷にある金山媛神社・金山彦神社を通ります。
この道以外にも最も標高差のない大和川沿いを通り地滑りの難所である亀の瀬を抜けるルートも確認されており、分岐ルートは竹原井頓宮跡のある柏原市・青谷で合流するようになっています。
龍田古道は聖徳太子(厩戸の皇子)が大陸との交流のため設置したことに始まるとも考えられ、大和川の水運とともに近世まで続く交通・物流の大動脈でした。
三郷町では、町制50周年を記念して、三室山の展望台に桜と紅葉の植樹を行い、多くの方が訪れる名所となるよう整備を行っています。
是非この場所から周囲を望み、龍田という地域の立地と歴史背景、龍田古道を通った人々の心情を感じてください。
  平成30年3月 三郷町・三郷町教育委員会



三室山展望台を後にする。


奈良県側に入ると、この道標(龍田古道)が案内してくれる。


分岐を振り返って撮影。
右上の道から下って来た。

つづく。



1月14日(日)05:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

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