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2016年4月20日を表示

上町台地から天王寺七坂めぐり51

勝鬘院愛染堂を後にする。愛染坂を隔てて南側は大阪星光学院高の立派な校舎。


谷町筋に出て南へ歩くと、石の道標が見えた。
「風除風天尊」と彫られている。(北面)

大阪市 天王寺区 風邪除け風天尊祭 によると、毎年、 2月1日から3日まで「風邪除け風天尊祭」が行われる清水寺に祀られている風天尊のことを指している。

風邪除け風天尊祭
清水寺は上町台地の高台に位置し、眼下に大阪の町が広がる眺めのよいところにある。三方が崖になり、昔はせりだした舞台(現在は展望台)から大阪湾をはじめ淡路島まで見渡せたという。寛永17年(1640)に延海阿闍梨(あじゃり)によって、京都の清水寺を模して改構された。本尊の十一面千手観世音菩薩を京都の清水寺から迎えた縁により「新清水」とも呼ばれている。2月1日から3日まで、風邪除け風天尊祭が行われる。風天尊は仏法守護の十二天の一つに数えられ、主に風についての願いを聞き届けてくれるという。清水寺に祀られている風天尊は、昔から漁師・大工・農民などの信仰を集めた。明治以後はその数も減り、現在では、病気の風邪を防ぐということも併せ、受験生を含め広く信心されている。お祭りは連日、9時半より4時頃まで行われ、行者による太鼓やホラ貝が鳴り響く中、奉納者の名が呼ばれながら厳かに護摩焚きがすすんでいく。遠方からも大勢参加し、3日間でおよそ千人のひとが集まる。境内南側の崖下には、市内唯一の滝として有名な玉出の滝が流れている。不動明王をまつり、今でも滝に打たれて修行する人の姿が見られる。



西面には寄附者の住所と名前が、南面には「子育地蔵尊 参詣道」と彫られているようだ。


そして東面には「浪速名所 清水寺」。


道標から西へ歩くと、清水坂の表示。

※天王寺七坂⑤清水坂(きよみずざか)・・・天王寺七坂のひとつ。長さ70m、高低差10m、平均斜度8度。坂下に「清水坂」と刻まれた石標と案内板がある。坂に隣接した清水寺は四天王寺の支院で元は有栖寺と称したが、寛永十七年(1640)京都清水寺から聖徳太子の自作と伝えられる十一面千手観音像を移して本尊としたことから新清水寺と改名した。現在の寺の正式名称は有栖山清光院清水寺(ありすざん せいこういん きよみずでら)という。坂名は清水寺に由来する。高台にある清水寺境内からの眺望は格別で、さらに境内南側のがけから流れ出る玉出の滝は、大阪唯一の滝として知られている。



4月20日(水)19:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

上町台地から天王寺七坂めぐり50

墓地からの眺め。マンションらしい。(パレロワイヤル夕陽ヶ丘離宮)
マンションには見えないが。。。

このマンションからの夕陽はきっと素晴らしいだろう。
眼下にお墓が見えるのが、たまにきずだが―笑。



不動明王。バックの景色が高層ビルなので何か落ち着かない感じ。


如来塔の中央に身代り地蔵、左に身代り観音。

愛染さん(愛染堂・勝鬘院) によると、
・如来塔・・・訳あってお墓の継承者がいなくなった檀家さんの御精霊を如来塔としてお祀りしている。

・身代り地蔵・・・このお地蔵さまを至心に信仰する人は、将来その人に起こりうるであろう苦難の数々を身代わりになって受けて下さるといいます。また、身代わり地蔵さまは、特に眼病を防ぐご利益があるとされる。
・身代り観音・・・観音さまといえば、何にでも変化する能力があるとされています。この身代わり観音さまは、困っている人を見つけると、その人が一番幸せになるように導く救世主となって(身を変化して)、その人の前に現れて下さいます。
・身代わり地蔵さまと身代わり観音さまが如来塔を見守ってくれています。



    愛染めの霊水
この井戸は常に清浄の霊水が湧き出で、この井水を飲めば愛染明王の、御本誓により愛念を叶え、病癒え運を開き給う。古歌に 
「ほらぬ井にたまらぬ水の汲みたてゝ
       影も形もなき人ぞ汲む」
かくの如き霊水なれば、この井水にて染め物なせば、色彩よく染まるをもって昔より、藍商者(あいだまや)の門に信仰が盛んであって、俳句に、
「賑わし愛染詣での紺屋づれ」井戸屋形は豊公の建立であったが、昭和二十年三月十四日の戦災のため焼失した。



愛染めの霊水。口には含まず。


4月20日(水)18:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理


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