山歩きの記録+etc
 
近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


ウォーキング・散策

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺6

道標の西側面には「寛政八年丙辰秋九月橋成」の銘。
寛政八年は西暦1796年。江戸幕府将軍は第11代徳川家斉。



東側面は「こんかう山ミち」と刻まれている。
“こんかう山ミち”は「金剛山道」。



常夜燈には「天照大神宮」、「文化元年甲子十一月」の銘。
文化元年は西暦1804年。江戸幕府将軍は同じく第11代徳川家斉。



R169を横断。
すると、建物に寄り添うように道標が建つ。
南面「右 於可(おか)寺 はせ いせ あす可(か)社 かく山 たふのミ祢(ね) あべ 道」。
“於可(おか)寺”は「岡寺」、“はせ いせ”は「長谷 伊勢」、“あす可(か)社”は「飛鳥社」、“かく山”は「香久山」、“たふのミ祢(ね)”は「多武峰」、“あべ”は「阿部」。



西面「左 奈(な)ら 京 大坂 久米寺 たへま 法里(り)う寺 たつ田 道」。
“たへま”は「当麻」、“法里(り)う寺”は「法隆寺」、“たつ田”は「竜田」。

つづく。



Jan.30(Thu)07:24 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺5

史跡 岩屋山古墳
岩屋山古墳は、7世紀代の一辺約54m、高さ約12mの方墳と推定されており、墳丘の西半分は現在失われている。
石室は南西に開口する横穴式石室で、花崗岩の切石を用いて構築されている。
石室の規模は全長約16.7m、玄室は長さ約4.72m、幅約2.7m、高さで、側壁、奥壁二段に切石を積み、下段はほぼ垂直に上段は内側に傾斜している。
羨道は、長さ約12m、幅約1.9mで、入口側の側石は二段積みとなる。
羨道南端の天井石には閉塞施設のための溝が切り込まれていることや、一段高くなっていることにも特徴がある。
また玄関南側の床面には、集水のための円形の掘り込みがあり、ここから、羨道のほぼ中軸に並行して排水溝が設けられている。
  明日香村



石室の中には自由に出入りすることが出来た。


花崗岩の切石を用いて構築されている。
(説明書きによる)



石室から出ると可愛い花が咲いていた。
アオイ科のようだ。
スマホを用いて調べたら、ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)と表示された。
別名:タカサゴフヨウ(高砂芙蓉)とも呼ばれるらしい。
【参考】
ヤノネボンテンカ



岩屋山古墳を後にして、道なりに東へ歩くと高取川の手前に「ほう祢(ね)ん橋」と刻まれた道標が建つ。
“ほう祢(ね)ん”は「豊年」。

この橋を改修して以来、大雨が降っても橋が流されることがなくなり、豊作の年が続いたので豊年橋と呼ばれるようになったとのこと。
橋を改修したのは服部宗賢。
(いまから約200年前の江戸時代の人で高取藩(現在の高取町、明日香村、橿原市の一部を治めていた)のおかかえのお医者さん)
【参考】
ブックレット「豊年橋の謂れ」を発刊 - 明日香村文化協会

つづく。



Jan.30(Thu)07:03 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺4

道標に彫られた石仏。
なんとも優しい佐吉らしいお顔をされている。
十一面千手観音菩薩だろうか。



左手に如意宝珠をお持ちで、右手には錫杖らしき持物。
観音菩薩だろう。



ライトアップにより、くっきりと鮮明に見ることが出来た。
感謝!



傍らに咲いていたのはシロバナヒガンバナ(白花彼岸花)。


岩屋山古墳に立ち寄る。

つづく。



Jan.30(Thu)06:58 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺3

暫くしてスマホでの検索結果を知らされた。
“ローゼル”という名前でこれは初耳。
それにしても、すぐに名前がわかるとは、すっかり便利になったものだ。
【参考】
ローゼル



この涼しげな花、最近、時々見かけるが、ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)というらしい。
【参考】
ヤナギバルイラソウ



進行方向右手(北)に「史跡岩屋山古墳」が見えたがスルー。
またすぐにここへ戻ってくるので、後で訪問することに。



ここから少し坂道となる。
前方のベージュ色ぽい住宅の手前に道標がある。



この道標は立派なもので一見の価値がある。
丹波の佐吉の作とされている。
向かって正面は、「右 ち王(わ)ら ごセ 古(こ)んかうさん 道」。
“ち王(わ)ら”は「茅原」、“ごセ”は「御所」、“古(こ)んかうさん”は「金剛山」。

向かって右側面は、「左 おかてら 者(は)せ とふのミ祢(ね) いせ 道」。
“おかてら”は「岡寺」、“者(は)せ”は「長谷」、“とふのミ祢(ね)”は「多武峰」、“いせ”は「伊勢」。

つづく。



Jan.30(Thu)06:55 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺2

飛鳥駅ホームを左(南)に眺める。
近鉄吉野線は単線。
右は引き込み線。



右前方に地蔵堂らしきが見える。(赤丸印)


「越の地蔵堂」と呼ばれているようだ。
“越”は明日香村大字越の意。
【参考】
奈良県明日香村大字越

面長顔の大人っぽくて、落ち着いた表情のお顔立ちをされたお地蔵さん。
涎掛けは取り外さなかった。
台座には「三界萬霊」と刻まれていた。

【参考:Search Labs | AI による概要】
三界万霊(さんがいばんれい)とは、仏教用語で、欲界・色界・無色界の三界におけるすべての霊を指します。
三界とは
欲界:食欲、性欲、睡眠欲などの欲望の世界
色界:欲界とは異なり、欲望が無くなった世界
無色界:形のあるものとはなれた純粋な世界
万霊とは
欲界・色界・無色界の有情無情の精霊などのあらゆる世界
三界万霊を供養するための塔を三界万霊塔といいます。
お寺や墓地などに建てられており、旅先で亡くなった方や無縁の霊を供養するために建立されることもあります。



お地蔵さんを撮影していると、傍らで何か皆の興味を引くものがあったようだ。


この植物は初見だと思うが、或いは名前を聞いたら、思い出すかもしれない。

つづく。



Jan.30(Thu)06:50 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

鬼の雪隠_亀石_飛鳥京跡苑池_飛鳥寺1

<概要>
2024年9月15日(日)は、古道紀行 おおばこの会に参加した。
題して「飛鳥の道~道標をめぐって小さな旅~」。

<コース>
近鉄吉野線飛鳥駅_岩屋山古墳_吉備姫王墓・猿石_鬼の俎板(まないた)・雪隠(せっちん)_亀石_橘寺前_明日香村役場跡_岡寺参道_飛鳥宮跡・昼食_飛鳥寺_飛鳥坐神社_明日香奥山バス停_<バス>_近鉄橿原線橿原神宮前駅

画像はこの日歩いたGPSログを表示。(飛鳥駅から明日香奥山バス停迄)



飛鳥駅前ロータリー付近で出発前の様子。


近鉄吉野線に沿って北へ歩く。


線路を左に見て歩く。


この先、踏切を横断。(西)

つづく。



Jan.29(Wed)06:45 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

ササユリの会予定表(25年2月~7月)

ササユリの会予定表(2025年2月~7月)をリンクします。


Jan.6(Mon)10:22 | Trackback(0) | Comment(2) | ウォーキング・散策 | Admin

おおばこの会予定表(25年1月~6月)

おおばこの会予定表(2025年1月~6月)をリンクします。

【注意】
1月19日の鉄道ダイヤは赤線が正しいようです。
○加茂9:40亀山行乗車
×加茂9:35亀山行乗車



Jan.6(Mon)10:21 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停24/24

「壺阪寺さん道」と刻まれた道標を見て県道から離れて右折。
道路上には「壺阪寺新参道」の案内板が置かれている。(歩行者専用道)



一瞬、奈良盆地南部の一部が垣間見えた。


舗装された階段を降りる。
周囲の下草が刈り取られていた。



この後、壺阪寺の入山受付前からバス停に到着。
14時35分発のバスに乗って壺阪山駅へ向かった。



この日の反省会は、鮨・酒・肴 杉玉 大和西大寺。
奈良市西大寺東町2丁目1−63 サンワシティ西大寺 B1
平日 11:30~14:30 17:00~22:30
土曜日 11:30~23:00
日曜日 11:30~22:00

画像はレシート。



おしまい。



Sep.15(Sun)06:04 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停23

県道119号線を黙々と歩く。


この日、林道を歩く人はおらず、私達以外誰も会わなかった。


「壺阪寺奥の院 五百羅漢」分岐に到着。
後続の人達を暫く待つ。
この取り付きにはクルマが3台程度駐車可能なスペースがあった。
そこに座り込んで休憩。



休憩後、再び歩きはじめる。


やがて、前方に墓地が見えた。
壺阪寺が近い。

つづく。



Sep.15(Sun)06:00 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停22

やがて、クルマ通行止のコーンが置かれたところに出る。
クルマはこの先まで入って来られるようだ。



振り返って歩いて来た方向を撮影。


この場所が「八幡口(通称)」で県道119号線からの登り口となっている。


高取城跡の案内図。
現在地を赤矢印で表示した。



県道119号線を「壺阪寺 大淀古道→」へ歩く。

つづく。



Sep.14(Sat)05:42 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停21

団体での行動なので、再び皆さんが待つ食事場所へ戻る。
画像のケヤキの根に座って食事をしていた。

ケヤキの樹皮は“鱗片状”にはがれる。
また巨樹の幹には“波状”の模様が現れる。(赤四角)



高取城跡を後にする。
本丸の西側から「七ツ井戸」を経由して林道(至:県道119号線)へ降りる。
距離は短いが、急坂の階段を下ることになる。



「七ツ井戸」前を通過。


やがて林道に降り立つ。


林道をゆっくりと下る。

つづく。



Sep.14(Sat)05:38 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停20

本丸虎口。
この先、左右どちらへ行っても本丸に辿り着く。
最高地点は右方向。(天守台)
この日は左へ。



皆さん、本丸の東の端に揃っていたのでそこへ向かった。
画像は本丸から下を見て撮影。
驚くことにヤマユリが群生していた。
あまりの数の多さに、一瞬目を疑うほどの光景。

余談だが、撮影した画像の下に横たわっているのはケヤキの根。
横に張り出していた。



昼食を済ませ、本丸内をブラブラ歩く。

本丸
本丸は大小二棟の天守閣と鉛櫓・煙硝櫓を多聞櫓(塁上に設けた細長い単層の櫓)と塀によって接続する。
これを連立式形態といっている。
東西四十間余(約73m)南北三十五間(約64m)の凸字型の平面をなしている。
地型の変化に対応して築かれた山城は、自然に不規則な縄張りとなる。
しかし、この本丸は平城城郭のような整然さを有するので築城技術の完成したころの構築とみなされる。
昭和四十七、四十八年度の県教育委員会の高取城修理にともない、本丸東北隅の部分を対象に、石垣の実測、根石の状態を調査したが、石垣のひずみの部分は後補のものであり、隅石には転用材を使用していることが明らかになった。
転用石の中には漆喰の付着した石が二個検出され、切石古墳の石を使ったものと想定されている。
漆喰については、分析によると、桜井付近の古墳漆喰の分析値と似ていると報告されている。
また、本丸鉛櫓の背面に補助的に設けられた付台石垣の下に配列された胴木の存在は、山城での遺存例として現在のところ唯一の発見例で注目すべきものである。
  奈良県教育委員会



本丸から下って、先程まで食事をしていた場所を仰ぎ見る。
人工的に作られたような異様な光景。



手前に咲いていたヤマユリを撮影。
蕾もあった。(右下)
石垣の間から生えている。
これだとイノシシ等の食害はない。

つづく。



Sep.14(Sat)05:35 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停19

本丸天守台跡の石垣。
城内最大の高さ(約12m)を誇る。
石垣の下にいる人達は、石垣に咲いたヤマユリを見ていた。(赤四角)



自然石に刻まれた高取城址の標石。
ここからも幾つか咲くヤマユリの花が見られた。(赤丸印)



距離があるので、石垣の真下から撮影しても、小さくしか写らない。(赤丸印)


本丸天守台跡の石垣を右に見て進む。
右に写っている巨樹はニレ科のケヤキだろうか。
【参考】
ケヤキ樹皮



「本丸→」へ。

つづく。



Sep.14(Sat)05:26 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin

土佐街道_岩屋不動_高取城_壷阪寺バス停18

高取・明日香ハイキングコース案内図。
(現在地を赤矢印で表示)



「大手門跡」を通過へ。


「大手門跡」の先にある「十三間多門跡」から二の丸へ。
画像は二の丸から本丸のある東方面を撮影。
正面は太鼓櫓跡と新櫓跡の石垣。



「十五間多門跡」から本丸へ入る。


マルミノヤマゴボウと見られる。(丸実の山牛蒡)
【参考】
ヤマゴボウ マルミノヤマゴボウ 違い

つづく。



Sep.14(Sat)05:21 | Trackback(0) | Comment(0) | ウォーキング・散策 | Admin


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