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近畿の山歩きやウォーキングの記録
 


2019年11月26日を表示

No.5大和川を水源地まで遡行6(桜井_長谷寺)

玉列神社を後にする。

東海自然歩道の道標「←玉列神社 白山神社→」を見て白山神社(東)方向へ歩く。
稲穂が金色になっている。
刈り入れが近いようだ。



春日神社に到着。

境内に立つ説明板によると、
「春日神社本殿 (県指定文化財)
三間社春日造で、身舎(もや)の側面は二間からなり、前面吹放とし、後面梁行に三口の板扉を設けて身舎としている。
身舎の正面と両側面には縁を付け、背面両端柱に脇障子を取付け、縁高欄を巡らしている。
向拝(こうはい)には浜縁(はまえん)を設け、正面中央一間に、五級の木階(もくかい)と登り高欄(こうらん)を取付けている。
屋根は檜皮葺(ひわだぶき)である。
本殿は組物(くみもの)・虹梁(こうりょう)など、細部の手法がすぐれた三間社春日造であり、棟木銘から慶長八年(一六〇三)の建立であることが明らかで、貴重な建造物である。
桜井市教育委員会」。



伊勢街道の説明板。

「伊勢街道
古代、難波津から東へ走る街道が、竹之内峠を越えて大和に入ると、横大路とよばれる。
桜井の東で、上ツ道と交差する地点が、海拓榴市と考えられている。
そこから東は、伊勢街道とよばれ、初瀬から西峠をこえて榛原町に入る。
初瀬谷は、古代から近世までの、伊勢街道の道筋を良く残すが、特に脇本・春日神社近辺は、細く折れ曲がった古道が残されており、当時のにぎわいを彷彿とさせてくれる。
桜井市教育委員会」。



春日神社を過ぎると、左に桜井市脇本集会所を見て、桜井市立朝倉小学校の運動場前に出る。


この後、何と学校の敷地内を横断した。
一般的には敷地内は無断立入禁止だが、この小学校は違っていたので驚いた。

つづく。



11月26日(火)18:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理

No.4大和川を水源地まで遡行6(桜井_長谷寺)

玉列神社の境内に阿弥陀堂が建つ。
元は玉列神社の神宮寺だったが、廃寺により現在は阿弥陀堂一宇を残すのみ。

画像は阿弥陀堂の横に建つ小さなお堂。
「南無地蔵菩薩」の幟が立つ。



お堂の中には石仏二体が祀られ、画像はその内の一体。
ライトアップして貰うと慶長八年(1603)の銘が刻まれていた。
阿弥陀仏と見られる。



もう一体は地蔵菩薩。

これらの石仏は慈恩寺追分の辻堂に安置されていたものを移された。
慈恩寺追分の辻とは、現在の大和朝倉駅の北西の三叉路で、かつて上街道、松山街道、初瀬街道の合流地点。



この他にも阿弥陀堂の前の庭には、近辺の伊勢街道沿いから移した石仏や道標が多数祀られている。
画像は石仏が刻まれた道標。
「左 者せ いせ 道/ 右 於か? よ?/西國三拾三所?」と彫られているようだ。
“者せ”は“はせ”、“於か?”は“おかでら”、“よ?”は“よしの”かも知れない。
一部、土に埋もれているので、下の文字が読めない。



境内で見た金魚椿
葉っぱが金魚の尾っぽの形に似ている。

つづく。



11月26日(火)18:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | ウォーキング・散策 | 管理


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